あらゆる素材に展開が可能なメタライジングも、数多くの技術が集積する生産ラインによって支えてられています。
それぞれに進化した技術は、複合化され、結集して、優れた製品を生み出しています。
金型・射出成形設備
短納期・高精度の金型製作を実現。
高品質の精密部品は、「金型の品質」で決まると言っても過言ではありません。Kakiharaでは、最新鋭のCAD/CAM/CAEシステムと高精度NC工作機械群を駆使したネットワークシステムにより、短納期・高精度の金型製作を実現。また、エンプラ、スーパーエンプラなどの高付加価値素材の成形においては、最新鋭の射出成形機を導入しています。
設備概要
設備名 | 基数 |
---|---|
3次元CAD/CAMシステム | 2 |
NCワイヤカット放電加工機 | 2 |
小型射出成形機 | 20 |
中小型射出成形機 | 8 |
大型射出成形機 | 2 |
樹脂めっきライン
信頼性の高い化学めっきプロセスを開発。
バンパーやラジエーターグリルなどの大型製品から、ハンドルやエンブレムなどの小型製品まで、多種多様な要求に応えるため、最新鋭の設備を揃えるKakihara。日本有数の全自動樹脂めっきラインを4ライン開発し、すべて信頼性の高い化学めっきプロセスを採用。最先端のメタライジングを実現しています。
デザイン性、機能性を追求する樹脂めっきライン。
ABS樹脂をはじめ、PC/ABS樹脂、PPE樹脂、SPS樹脂、PP樹脂などのエンジニアリングプラスチックに対応しています。さらに2色成形部分めっき技術や多彩なバリエーションを実現する加飾めっき技術を組み合わせることで、デザイン性と機能性が両立した高付加価値製品を生み出しています。
製品例/大型フロントグリル、フロントグリル、アウタードアハンドル、インナードアハンドル、ドアミラー、内装部品、住宅部品、農機具、アミューズメント部品、エンブレム 等
金属めっきライン
環境対応金属めっきライン。
ヨーロッパの環境規制であるREACH 規制にいち早く対応するべく、6価クロム排除に向けた研究開発を重ねた結果、環境負荷の少ない代替技術として3価クロム化成処理の技術を確立しました。すでに金属めっきラインでは量産化にも成功し、完全6価クロムフリープロセスを実現。環境に優しいプロセスとなっています。
24時間稼働で変種変量生産に対応。
金属ニッケルクロムめっきラインは、3mもの大型部品をめっきできる日本でも数少ないライン。中国地区ではKakiharaのみの設備です。また、亜鉛・亜鉛合金キャリアめっきラインは、中四国では最大級のめっき槽を導入した希少なめっきラインであり、長尺物、大型プレス部品などに対応。さらに、小物用亜鉛バレルめっきライン、亜鉛エレベータめっきラインなどにより、ハイブリッドカー用バッテリーケースなどの最先端ニーズに対応した変種変量生産が可能です。
製品例/鉄バンパー、自動車マフラー、ドアストライカー、ガイドレール、シャーシ類、セットプレート、ポンプサポート、自動車ドア部品、ハブナット、ボルト・ナット類、ハイブリッドカー用バッテリーケース 等
金属ニッケルクロムめっきライン
亜鉛バレルめっきライン
亜鉛・亜鉛合金キャリアめっきライン
亜鉛エレベータめっきライン
環境対応塗装設備
環境負荷の少ない水溶性剥離剤を採用。
部分塗装に使用するマスク治具の塗料剥離は、環境性や引火性などで問題のあるシンナー等の有機溶剤を使用するのが通常ですが、Kakiharaでは環境に優しい特殊な水溶性タイプの剥離剤を選定しています。また、専用の自動剥離装置の導入により作業負荷の軽減と効率化を達成しました。