クロストーク2/教育体制

image
title

半年の研修期間やブラザー制度。
先輩が後輩を教える成長の好循環とは?

メタライジングを核に、様々な技術を融合してあらゆる新素材に新しい価値を与える開発型企業のKakihara。幅広い知識・技術と共に、高い専門性が求められることから、時間をかけて若手技術者を育成しています。半年間に渡る研修やOJT などについて、ブラザー制度の先輩・後輩に当たる二人が語ります。

profile

(右)

金属製造部金属表面処理課

倉谷 保徳

「品質を確保するためには、人間関係が非常に大切である」という言葉を上司・先輩から聞き、それを実行している。

(左)

金属製造部金属表面処理課

藤井 航平

休日は職場の先輩たちと趣味の釣りざんまい。仕事終わりにも先輩とジムでトレーニング。ONとOFFの切り替えが得意。

有機的に結びつく各部門を経験

それぞれの部署を半年かけて回る研修期間のメリットとは?

pict01

倉谷新入社員は、入社時の集合研修(導入教育)が終わった後に、約半年間の研修期間があります。今は、藤井君の時よりもさらに研修期間を長く取っていて、4月から9月くらいまでの間にいろいろな部署を回り、研修をしていく中で、適性を見極めて配属が決まっていくという流れです。

藤井どこに配属されるかわからない不安はありましたけど、ひと通り研修は受けていますし、各部署の人とも顔見知りになっているので、僕の場合は「どこでも来い!」という感じでした。

倉谷これはいい制度だと思います。樹脂めっきと金属めっきの違いを理解することもできるし、樹脂成形に関しても研修で知識の幅が広がる。これから藤井君は、お客様とどんどん話をしていかないといけない立場になるので、金属めっき関係のお客様が来られた時にも樹脂めっきの話をしないといけないことがあるんですね。多少身につけている知識があれば話ができると思うので、今の仕事には直接役立っていないかもしれないけど、非常に知識の幅を広げられる制度だと思います。

藤井研修期間中には、研修を受けてきた各部署の人たちの前で、自分が学んだことや感じたことをPowerPointにまとめて発表する機会がありました。20分くらいの持ち時間内の中で、理解度を伝えるというものです。

倉谷研修期間の途中に発表もあって新人は大変ですけど、資料を作って自分の知識を整理することができるのはとてもいいんじゃないかと思います。私はよく言うんですが、メモはみんな取るけど、そのメモを使える資料にしなさいと。メモをいくら取っても、そのメモが使えなければ意味はない。そういった点でも、発表する場があるのはいいですね。

教わる側から教える側へ

それは、基礎知識と理論を正しく理解するための最も確実な道。

pict02

倉谷配属以降は、OJTで上司や先輩が指導していきます。私の場合は、基礎知識の説明から行い、後で本人が知識を見返した時に復習できるように、資料を作って配布しています。できるだけ実地の研修とつながる内容のものです。

藤井基礎を教えてもらった経験は、ゼロから始めるよりも役立っています。各作業についての考え方や、こういう不良を見逃すなとか。見慣れない製品でもそれに則って確認を取って仕事をしています。とてもやりやすいです。

倉谷心がけているのは、自分がわからなかったこと、困ったことを教育の資料にして、先に教えることです。例えば、吊り掛け治具にめっきを施す素材を何個吊り掛けるのかという考え方や理論です。後は、社会人の心得、仕事に対する考え方、そういった部分も自分の経験も踏まえて教えています。

藤井仕事の基礎だけではないので、社会人の心得も身についたと思います。

倉谷配属された時から見ると、身についてきたかな(笑)。

藤井倉谷さんははっきり言ってくれるんで、勉強になります! 今は、自分が先輩社員として新入社員に指導できるように練習しているところです。

倉谷知識もついてきたと思うのですが、何も知らない新入社員に教えるとなると苦労していたよね。私も経験上、自分が何もわかっていなかったということを身に染みて思ったことがあるので、藤井君にも、実際に教えることで自分のわからないところがはっきりするから、そこを自分でしっかり勉強しなさいと言っています。

藤井事前に教えてもらった資料を用意して、「これを説明するぞ!」と決めて行くんですが、後輩から「なぜなんですか?」って質問が来た時に、いざ説明するとなると全然できなくて。基礎を踏まえてなかったなと反省しました。ネットで調べたり、倉谷さんに聞いたりして、あらためて正しく理解することができました。

倉谷後は、私が教えた通りではなく、自分の教え方を作り上げていってほしいですね。相手の性格を見ながら、教え方を変えていくことも人を育てるためには大切なこと。今回は初めてで、教えることだけで精一杯だったと思うので、次回はその人を見て、性格を意識して教えていってもらえればと思います。

一対一で教え、チームでも支える

技術者として、職場の一員として、成長するためのサポート体制。

pict03

倉谷金属製造部は、先輩と後輩の距離が近く、コミュニケーションをしっかりと図りながら仕事ができているので、私だけじゃなく、部署全体で新人を支えて教えていくという感じです。一対一で教えるブラザー制度もありますが、チームというか家族みたいな教え方をしていると思います。

藤井金属製造部に入って日々仕事をしていて、本当に周りに支えられているなと思います。失敗した時も注意だけじゃなく、その原因を説明してアドバイスをくれます。そこは、自分の成長の早さにつながると思います。

倉谷会社はISOに則った管理システムで動いているので、ISOの考え方から見ても教育計画というのは非常に大事。そこも踏まえてしっかりと計画しながらやっています。

藤井僕は倉谷さんから教えてもらったことを、自分流にさらにわかりやすくできるように、日々のノウハウや自分で感じたこと、新しいことを理解した時にも、どうすれば人に教える時に伝わるのか、メモをして考えながら仕事をしています。

倉谷仕事以外のことも勉強になることが多いので、その辺も雑談の中で盛り込んで教えたいところです。どうすれば働きやすくできるか、いろいろな人と話をしてコミュニケーションを取ることで、いい職場になっていきますから。藤井君は、ちょっとふざけ過ぎるところはあるんですけど、臆することなく先輩社員にどんどん話しかけます。緩めるところと締めるところの切り替えができれば、楽しく仕事ができる職場なので、彼はしっかりとできているんじゃないかな。

藤井仕事はメリハリをつけて取り組みたいと思っています。人と話をするということも、自分が働きやすくするためです。先輩たちと盛り上がるのは釣りの話。今週はどこに行こうかって。小学生の時から釣りが趣味なので、金属製造部に入った瞬間に「釣り!俺が合うのはここじゃ!」と。毎週のように連れてってもらっています。

倉谷そういう感じなので、上司と部下の距離は本当に近いと思います。距離の近さでいえば、金属製造部はNo. 1じゃないかと。ブラザーというよりは、ファミリーという感じで団結力がある部署ですね。

  • menu01
  • menu02
  • menu03
kakihara Recruiting Website | Home | クロストーク2/教育体制