KAKIHARAの取り組み

柿原工業の進める開発テーマをまとめました。

“業界スタンダードを創るのは、常にKakiharaでありたい。” メタライジングの可能性を追求するKaiharaには、今、様々な研究テーマが進行しています。大きなトレンドとしては、「環境負荷の低減」と「高品質化&デザイン性の追求」。業界のリーダーとして、「一歩先」「業界初」に取り組んでいます。

■めっき分野

樹脂めっき品のマテリアルリサイクル

樹脂メタライジング品は、プラスチックと金属を分離することが難しく、リサイクルが困難でした。Kakiharaは、リサイクル工程に不向きな「銅」を使わないプロセスを採用し、試行錯誤の末、リサイクルシステムを完成させました。リサイクル回収率は99.9%を越え、現在は、プラントとして、リサイクルシステムの販売も手掛けています。

サテンめっき(樹脂)

塗装では真似できない高級感のあるメタリック調の外観を実現したサテンめっき。これまで、自動車の外装用として耐食性をクリアできなかった従来のサチライト・パールブライト・ベロア処理を超える技術を目指して開発されました。高級感ある光沢プラチナサテン調外観という、金属感の表現を可能にしました。

3価クロムめっき(樹脂)

耐食性には優れているものの、色自体が単調なクロムメッキの色彩・装飾性の幅を広げるために開発されたのが、3価クロムメッキです。優れた耐食性はそのままに、高級感と深みのあるダーククロム色が表現できるようになりました。また、環境に有害な6価クロムを使用しない“地球環境に優しい”技術でもあります。

3価クロムクロメート(金属)

車の防錆処理に使用されていた6価クロムは、一方で毒性と発癌性が問題になっていました。EUでは、2007年7月以降、車に6価クロムを使用しないことを決定し、この動きは日本にも波及。Kakiharaではいち早く6価クロムフリー技術に取り組み、より影響の少ない3価クロムクロメートを量産工程に取り入れています。

SST処理(表面安定化処理)

(特許取得)

メタライジングの前工程において、樹脂素材の表面を特殊な方法で応力除去することで、素材表面が安定化し、めっき性能が飛躍的にアップすることが確認されました。これにより、より高機能な高付加価値化表面処理を施すことが可能になります。この「SST処理」技術は、Kakihara独自の技術であり、現在、国際特許を出願中です。

秘密の設備

韓国のベンチャー企業との提携で進められている“秘密の”プロジェクトで、新しいメタライジング手法の開発に取り組んでいます。メタライジングは、溶剤を使う「湿式」が主流ですが、この方式では溶剤を使わないため、薬品使用量が少なく、廃水処理の必要もないので、環境負荷が飛躍的に低減されます。樹脂劣化も少なく、製品性能も向上します。

 

■金型・成形分野

ウェルドレス成形

プラスチック部品は、樹脂を型に流し込んで成形しますが、その際、複数の注入口から樹脂を流し込むため、樹脂が合流する場所で「継ぎ目(ウェルド)」が発生します。ウェルド部分はめっきが乗りにくく、外観を損ないます。Kakiharaは、樹脂を流し込むタイミングを調整する事でウェルドレスに成功。美しい仕上がりを実現しました。

CAE

CAEは、工業製品の設計・開発工程を支援するコンピュータシステムのこと。Kakihara では、樹脂の射出成形において高品質な製品を生産するために、製品形状、使用樹脂の選択、金型設計や成形条件の決定を支援するシミュレーション・ソフトウェアを導入しています。長年の経験と勘に頼っていた工程を標準化し、合理化を図っています。

 

■エネルギー分野

省エネ設備

2008年2月、Kakiharaは、中国経済産業局長より、「平成19年度エネルギー管理優良工場」としての表彰を受けました。エネルギー使用を前年度の4%削減に成功。高効率小型貫流ボイラーの導入、蒸気バルブの開閉管理、メタライジングラインの液温ヒートパターンの改善など、細部にわたる取り組みが評価されました。

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